汚れつちまった君が僕を忘れてく
愛の傷としての僕は消える筈もない
けれどもその日さえも君は覚えてない
その日にさえも君はいなくなった僕の為に涙一つ見せはしない…
誰が為に君は哭く
もう僕は何処にもいない もう僕は誰にも会えない
どうか 君よ 君だけは僕を忘れないでおくれ
在りし日の僕を生んだ欠けがえない君
愛の証として僕は生きるべくもない
君はその日にさえも他の誰かとほら
裸で寄り添いまた次の僕を殺す為に愛という罪に手を汚す
誰が為に君は哭く
偽りの哀しみに沈む 偽りの涙はいらない
どうか 君よ 僕を思い出して そして哭いて
為す術もなく日は暮れて行き 僕は帰る場所をなくす
濁り始めた君の瞳の先 何が待っているだろう？
誰が為に君は哭く
もう僕は何処にもいない もう僕は誰にも見えない
どうか 君よ 君だけは僕を忘れないでいて
君の為に僕は哭こう
あの日僕は声も出さず消えたんだ 僕の全てを君に捧げ消えたんだ
君よ せめて いつか誰かの為に哭いておくれ